イラストレーター・satsukiさんの個展「Seirios」が現在、安曇野・穂高有明の「SHITEKI NA SHIGOTO Gallery(してきなしごとギャラリー)」(安曇野市穂高有明、TEL 090-8057-5661)で開催されている。
冬の風景をテーマにした描き下ろし作品を中心に、12点を展示する。女の子が犬と一緒に生活する様子を、青系統の配色で表現。雪が降る夜、助手席に犬を乗せた車内を描いた「Seirios」のほか、「寒いね」「聞いてみてよ」と犬との会話をタイトルにした作品もある。
ギャラリーオーナーで詩人のウチダゴウさんが昨年、これまで手がけてきた「恋の詩」をセレクトした詩集を作ろうと考え、装画をsatsukiさんに依頼。「詩集は『若者の恋物語』がテーマだったので、表紙を飾るイラストや写真も、今の若者っぽく、SNSでお願いしてみようと思った」とウチダさん。インスタグラムでイラストが目に留まったsatsukiさんにDMを送ったという。「詩を読みたいと言われたので数編を送ったが、作品以外は何も知らないままやりとりをして、サイズも指定せず任せた」と振り返る。昨年8月に詩集「どうしようもなくだれかをすきになること」を出版。冷蔵庫の扉を開いて中をのぞく女の子とその様子を見ている2匹の犬を描いたイラストが表紙を飾った。
9月に東京で行われたsatsukiさんの個展にウチダさんが足を運んで初対面。同書を渡して、冬の風景をテーマにした個展の開催を打診した。「シティーポップな絵で、安曇野の冬の風景を見てみたいと思った」とウチダさん。快諾したsatsukiさんに、安曇野の冬の写真を送ったという。
同書が3刷になるタイミングに合わせて、「Seirios」を装画にした限定版も出版。背中にイラストをプリントしたスエットも制作した。ウチダさんは「車の中に詩集を置いておいて、ちょっとした待ち時間などに数編読む、というのを勧めている。ドライブがてらギャラリーにも足を運んでもらえれば」と笑顔を見せる。
作品は全て販売する。価格は2万円~。営業時間は10時~17時。22日、28日は休み。2月1日まで。1月31日・2月1日はsatsukiさんが在廊する。