和カフェ「中町茶寮」(松本市中央3)が中町通りにオープンして1カ月がたった。運営は「NAKAMACHI CAFE」などを手がけるスマイラル・カンパニー(同)。
店舗面積は約20坪。席数はテーブル20席。店内は和モダンのデザインで、落ち着いた雰囲気に仕上げ、盆栽などを飾る。店長の大平愛子さんは「観光客や年配の方がゆっくり過ごせるような場所を作りたかった」と話す。
ドリンクは、「特級煎茶」や「特級浅いりほうじ茶」(以上カップ600円、ポット1,100円)、「超級ジャスミン」(同750円、同1,300円)、「春摘みダージリン」(同800円、同1,400円)といった日本茶や中国茶、紅茶などをそろえる。東京・表参道の紅茶専門店「サロン・ド・テ・ラヴォンド」の認定を受けている紅茶はこれまで「NAKAMACHI CAFE」で提供していたもの。「季節のオリジナルティー」(1,000円)や、店内で焙煎(ばいせん)するコーヒー(700円)もある。
デザートはドリンク2種類とセットで提供。「季節のフルーツサンド」(2,400円、要予約)は現在、イチゴを使う。そのほか、3種類の味をそろえる「オーガニックジェラートの最中」(1,500円)や、季節のデザートも用意する。
「NAKAMACHI CAFE」は2015(平成27)年秋に開業。スフレパンケーキがメインということもあり、若い世代の来店が多いという。インバウンド需要の高まりも後押しとなり、少し上の世代を想定して茶寮をコンセプトに決め、土産やギフトを扱う「SHINSHU OMIYAGE BASE(シンシュウ オミヤゲ ベース)/中町氷菓店」を業態変更。昨年11月末から改装を行い、12月14日にオープンした。
今後は、カレーなどフードメニューの充実を図り、夏には以前提供していたかき氷の販売も予定しているという。「見た目も味もこだわっている。ゆったりとした空間で、質の高いお茶を楽しんでもらえれば」とも。
営業時間は11時~18時。火曜・水曜定休。