そばのコース料理や日本酒を提供する「酒と蕎麦(そば)大北」(松本市中央2、TEL 0263-39-8858)が松本・女鳥羽川沿いにオープンして1カ月が過ぎた。
市内で複数の居酒屋を手がける「酒楽」(同)が、5店舗目として出店した。築400年の2つの土蔵を、本館と別館として利用。本館は座敷席、別館はカウンター席とテーブル席を用意する。敷地面積は約50坪。席数は合わせて40席。
コースで提供するそばは、大北地域のそばの実を使い、同社のセントラルキッチンで製麺する細打ちと太打ちの2種類。「3,000円コース」は木曽の曲げわっぱに盛る前菜をはじめ、旬の野菜の天ぷらなど5品を付ける。「6,000円コース」は予約制で、「鯉(こい)こく椀(わん)」や一頭買いして提供する馬刺し、すき焼きかステーキかを選べるメイン料理など8品。ほか「とっからみそと信州野菜」(600円)や「馬肉赤ワインソース煮込み」(1,200円)など酒のあても用意する。
アルコールは「九郎右衛門」や「大信州」(以上800円~)、「どぶろく」(900円)など県内各地の蔵元から仕入れる日本酒がメイン。ビールやワイン、カクテルなども幅広くそろえる。同社の磯尾広志社長は「なかなか出回らない日本酒もある。料理と店の雰囲気を楽しみ、ゆっくりとした時間を過ごしてほしい」と話す。
営業時間は11時~20時。月曜・火曜定休。