マクロビオティック料理研究家・中島デコさんの新刊出版を記念したイベント「中島デコさんお話会」が8月4日~6日、松本市、安曇野市、朝日村の4カ所で行われる。
中島さんは1999(平成11)年、千葉県いすみ市に田畑付き古民家スペース「ブラウンズフィールド」を開き、持続可能な自給的生活を目指している。現在、10人以上のスタッフと共に、スクールの運営や、イベント、ワークショップなどを開催。今年1月に発売した「中島デコのサステナブルライフ~人も地球も心地よい衣食住・農コミュニティ」(パルコ出版)は、約1年かけて執筆した書き下ろしで、ユニークなエピソードや生と死についての思いなどをつづっている。
4日は「KAJIYA」(松本市五常)、5日は「atelierC」(中央4)と「ハカルAZUMINO」(安曇野市豊科)、6日は「朝日そば ふじもり」(朝日村西洗馬)で開催。各会場は、普段からビーガン対応のメニューを提供している店で、食事付きのプランを用意する(ハカルのみ食事なしも受け付け)。主催するミノリコブックス代表の書籍デザイナー・みのりさんは「サステナブル、コミュニティーといった本のテーマとなっているものと考え方が近いお店を選んだ。ゆったりと皆で楽しめる時間になれば」と話す。
みのりさんは以前、「ブラウンズフィールド」で中島さんが開いている料理教室に参加。一緒に通っていた友人と中島さんと3人で、長年にわたり本を作ってきた。みのりさんが松本に移住した後は、周辺地域でトークイベントを開催。今回は、20年ぶりのエッセーの出版に合わせて、久しぶりに企画したという。「同じことをしようと考えると難しく感じるかもしれないが、小さなことから取り入れることはできる。そのヒントがあるはずなので、気になるキーワードがあったら足を運んでほしい」と呼びかける。
予約はウェブサイトで受け付ける。