シンガー・ソングライターのカジヒデキさんのワンマンライブが6月7日、松本・大手の純喫茶「珈琲(コーヒー)茶房かめのや」(松本市大手4)で行われる。
カジさんは、1990年代に巻き起こった「渋谷系」ムーヴメントをけん引したアーティストの一人で、1996(平成8)年8月にソロデビュー。翌年リリースしたフルアルバム「Mini Skirt」がヒットし、これまでに19枚のアルバムを発売した。まだカフェを会場にしたライブが珍しかった2000年代から、全国各地で「カフェ・ライブ」を展開している。
2019年7月に行われた「喫茶山雅」でのDJライブ「Bend It! MATSUMOTO」に出演。その際の関係者に同カフェを紹介され、初のワンマンライブが実現した。カジさんは「昭和レトロな雰囲気が最高で、この店でライブができるのは光栄」と話す。
10年ほど前には夫婦で市美術館を訪れ、草間彌生さんの作品を鑑賞したという。「古き良き建物や文化と、モダンなデザインが美しく共存しているところ。そのたたずまいが松本の大きな魅力」とも。
当日は、4月26日に発売したアルバム「BEING PURE AT HEART~ありのままでいいんじゃない」の曲を中心に、90年代渋谷系時代の代表曲も含め、アコースティック・デュオ編成で披露する。「ソロになった頃は長野県でライブができなかったので、最高の自信作である新曲はもちろん、ギタリスト・ASHさんと共にあの頃の熱狂を松本でよみがえらせたい。当時出会えなかった方々も見に来てほしいし、新しいお客さんも大歓迎」と意気込む。
19時開演。料金は4,000円(ドリンク代別)。予約制で、メールで受け付ける。