ソウルミュージックバー「Super Duper」(松本市大手4、TEL 050-8880-7866)が松本・東町にオープンして1カ月が過ぎた。
店舗面積は約10坪、席数はテーブル・カウンター合わせて11席。以前は「チャイナスパイス食堂」、その後は半年ほどパニーニ専門店が営業していた場所に出店した。店内はDJブースを備え、ラックにはレコードを並べる。店主の上原紀喜さんは「ちゃんと数えてはないが、3000枚ほどはあると思う」と話す。
アルコールは、ビール、ウイスキー、カクテル、ワイン、焼酎など一通りそろえる。スペイン産の「ハモンセラーノ」や「エビとキノコのアヒージョ」(以上800円)などのつまみ類のほか、「トマトソースモッツアレラ」(1,100円)、「カルボナーラ」(1,200円)などのパスタも。昼も営業し、ランチはパスタとご飯物の2種類を用意する。
上原さんは茅野市出身。上京して飲食関係の会社で働いていたが、2009(平成21)年、脱サラしてソウルバーを開業した。「店は2年ほどで閉めてしまい、ほかの仕事に就いたが、いつかまた自分の店を持ちたいと思っていた」と振り返る。5年ほど前にUターンを決め、「県内で人が集まる町へ」と松本に移住。物件探しは時間がかかったというが、「理想的な広さで、前の店が改装してきれいにしていたのでほぼ居抜きで使えた」と笑顔を見せる。
「音楽はソウルしか聴かない」という上原さん。好きになったきっかけはもう思い出せないというが、兄の影響もあったという。時間があるときは自身がブースに入ってミックスするほか、定期的にイベントも企画。26日には初のイベント「POCKET」を開催する。「ソウルに限らず、音楽が好きな人が気軽に集まる場所にしていきたい」と意気込む。
営業時間は12時~15時、17時~23時。月曜定休。