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信大生×松本パルコインタビュー企画 「閉店への思い」通じて魅力再発見

ライターもカメラマンも学生らで担当してインタビュー(写真提供=松本パルコ)

ライターもカメラマンも学生らで担当してインタビュー(写真提供=松本パルコ)

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 松本パルコ(松本市中央1)が展開する「Dear MATSUMOTO~親愛なる、この街へ。40年間の感謝を込めて~」の一環として、信州大学の学生が同店に携わる人の思いを紹介する特設サイトが3月22日、公開された。

参加する7人の信大生

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 同店にさまざまな角度から関わる人々に、2025年2月末の閉店に向けた思いや、松本の町の印象などをインタビュー。第1弾として、入店するテナントの店長や店員のほか、勤続38年を迎える事務所所長、店内清掃などを行う環境整備スタッフなど、5つの記事を掲載した。

 企画には学生7人が参加。昨年末から準備を進め、2月に初めて取材を行った。同大繊維学部2年生の木南一馬さんは「取材を通じ、閉店することが決まっても『これまでと変わらない』と語る姿が印象的だった。お客さまからだけではなく、中で働いている人からも松本パルコが愛されていることを実感している」と話す。

 上越市出身の木南さんは、進学で松本に移住。信大生のための総合情報サイト「シンダイガイド」の運営や長野市内の企業の魅力と課題を共に考える「長野はたらく大使」として活動するなど、地域の魅力を掘り下げて発信する活動を行っている。これまで同店には、「ふらりと立ち寄ったくらいで、特別な思い入れがあったわけではない」というが、「多くの人から閉店を惜しまれる松本パルコのことを、自分の目線で伝え、多くの人にも知ってもらいたい」と参加を決めたという。

 今後、11月まで定期的に取材を行い、記事を掲載する予定。コーディネーターを務める「プルグラデザイン」の滝沢翔吾さんは「取材は終始楽しそう。インタビューを通じて、パルコへの思いとプロ意識に心を打たれる学生が多い」と話す。同店広報担当者の清水航さんは「学生の皆さんが真っすぐな視点で話を聞くからこそ引き出せる言葉や表情がある。閉店を惜しむだけではなく、それまでの間に、松本の町の皆さんと一緒に新たなものも生み出していければ」と力を込める。

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