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まつもと市民芸術館に小澤征爾さんしのぶ記帳台と献花台 多くの市民ら悼む

OMFのフラッグや写真パネルが飾られた献花台

OMFのフラッグや写真パネルが飾られた献花台

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 2月6日に死去した世界的指揮者の小澤征爾さんをしのぶ記帳台と献花台が現在、まつもと市民芸術館(松本市深志3)2階シアターパークに設けられている。

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 小澤さんは、恩師である故・斉藤秀雄さんの名を冠して1992(平成4)に「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」を創立。2015(平成27)年に「セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)」と名称変更し、オーケストラによるコンサートやオペラの上演のほか、「子どもたちのオペラ」など教育活動や市民との交流も長年続けてきた。1996(平成8)年には、松本市名誉市民となっている。

 市では10日、小澤さんを追悼する記帳台と献花台を同フェスティバルの会場となったキッセイ文化ホールとまつもと市民芸術館、松本市音楽文化ホールの3カ所に設置。3日間で2800人を超える記帳があった。当初、設置は3日間を予定していたが、より多くの人に訪れてもらえるようにと、引き続きまつもと市民芸術館に置くことに決めた。

 献花台には3日間に訪れた人が持参した花が飾られている。同フェスティバル実行委員会の羽田野昌司事務局長は「およそ30年という長い間、市民の皆さんともさまざまな交流があったことをあらためて感じる。皆さんからの花や思いを、もうしばらくこうして小澤さんに見てもらいつつ、お別れを惜しむ場になれば」と話す。

 記帳・献花時間は同館の開館時間に準じる。設置は「当分の間」とし、期間は追って同館から知らせる。

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