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松本・ラーメン店「五色」が移転 新たな麺とスパイス料理で「笑顔と驚きを」

店内は大幅に改装し、ガレージのような雰囲気に仕上げた

店内は大幅に改装し、ガレージのような雰囲気に仕上げた

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 スープヌードルとスパイス料理を提供する「GO-SHIKI」(松本市大手1、TEL 0263-75-7173)が11月26日、松本・女鳥羽橋近くにオープンした。

木曽のヒノキで香り付けした「鶏檜中華そば」

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 市内白板で14年営業したラーメン店「とり麺や五色」が、徒歩3分ほどの距離にあった「藤原商店」跡に移転した。店舗面積は約27坪、席数はテーブルとカウンターで22席。店主の西沢寛佳さんはこれまで、限定メニューや、クラフト作家、詩人とのコラボなどラーメン店の枠を超えたさまざまな取り組みを行ってきた。3月に第2子が生まれたことが後押しとなり、「自分の好きなことをより追求できる場を」と決意したという。

 昼は4種類のスープヌードル(950円)を提供。自家製の地鶏ベーコンと地元産の野菜を使ったマリネをのせた「とり麺」、県内産鶏ガラで取ったスープに木曽のヒノキで香り付けした「鶏檜(ひのき)中華そば」、鮮魚のあらから取ったスープを使う「鮮魚系中華そば」、前店からの客を意識した二郎系の「とり二郎」(950円)を用意する。

 夜は、スパイスを使ったオリジナル料理が中心。スパイスと共に軽く炒めたご飯と季節の焼き野菜、スープをセットにしたスパイススープライスは、「安曇野放牧豚煮込み」(1,200円)と「えびココナツ」(1,300円)の2種類で、ご飯ではなく麺を合わせたものもある。ほかに、「スパイスポテトサラダ」(650円)、「再構築マーボー豆腐」(1,000円)なども。

 「大好きなクラフトビールとビオワインを出したかった」と西沢さん。クラフトビールは4タップを備え、「うちゅうブルーイング」「松本ブルワリー」をはじめ、各地のものをセレクトする。ビオワインは、赤・白・オレンジをグラスで用意。ほかに、「自家製木曽檜のクラフトコーラ」(550円)もある。

 7月末まで営業していた前店は設備などをそのまま残して、西沢さんが運営をサポートしながら、若手の独立を支援するための場として提供。現在は「アナログnoodle(ヌードル)A麺」が営業している。「若い人たちの挑戦も後押しできれば」と笑顔を見せる。

 店内奥にはさまざまな機械が並ぶ「研究室」と名付けたスペースもある。「一緒に楽しんでくれるお客さんのおかげで、新たな挑戦ができる。お客さんの笑顔と驚く顔、どちらも大切にしながら、飲食店として成長していきたい」と意気込む。

 営業時間は11時30分~14時、17時30分~21時(いずれもラストオーダー)。火曜・第1日曜定休。

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