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松本・城東に「ろはんのおはぎ」 店主が母のおはぎ再現、出来たてを販売

イートインもできる店内

イートインもできる店内

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 おはぎの店「ろはんのおはぎ」(松本市城東2、TEL 070-7570-0417)が11月2日、松本城近くにオープンした。

店舗外観

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 昨年12月から「農産物直売所」で委託販売するほか、パンと食事の店「角松屋」(大手4)で間借り営業してきた「ろはんのおはぎ」の実店舗。店主の塩原多美江さんが、息子の山田宣吉さんと切り盛りする。店舗面積は約15坪で、店内にはベンチやテーブルを配置してイートインもできるようにする。

 おはぎ(120円)は、あん・白ごま・黒ごま・青のり・きなこの5種類。材料は県内や国内産のものを使い、注文が入ってから作る。2個(260円)と5個(580円)のパックも用意。今後、コーヒーも販売する予定だという。

 塩原さんは2021年、山田さんが住む松本に名古屋から移住。35年間そろばん講師をしていた経験を生かして「塩原珠算教室」を開いた。週に1度、生徒を指導する傍ら、空いた時間で母がよく食べさせてくれた手作りのおはぎを作った。「松本は山に囲まれて気持ちが落ち着く。じっくりとあんを炊いて、母の味を再現したいと思った」と振り返る。おはぎのラインアップには、母の出身地の関西で定番だという青のりも加えた。

 開業当初から店を持ちたいと考えていたといい、「塩原珠算教室」の前にある物件が空いたタイミングで出店。今年の夏ごろからは、山田さんも店で働くようになった。「息子が、『おばあちゃんの味を再現するなら自分が受け継ぎたい』と言ってくれた」と塩原さん。

 店名は、「ローカル」と、見つけるという意味の「ハント」を組み合わせて付けた。「おはぎ作りはまだまだだが、頑張っていきたい」と山田さん。塩原さんは、「子どもからお年寄りまで、多くの人に食べてもらいたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~17時。月曜・火曜定休。

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