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松本で「アルプスアウトドアサミット」 118ブランドが集結「松本を聖地に」

会場前でPRする同法人メンバー

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 アウトドアや登山用品を展示販売し、メーカーなど作り手と使い手が交流するイベント「ALPS OUTDOOR SUMMIT(アルプスアウトドアサミット)2023」が10月6日~8日、松本市のやまびこドーム(松本市空港東)で初開催される。

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 国内外の118ブランドが出展。ブースを構えて展示販売を行うほか、落ち葉アートやたき火などのワークショップや体験会、フードトラックの出店もある。

 トークセッションには、「NEMO Equipment(ニーモ・イクイップメント)」創設者のカム・ブレンシンガーさん、アウトドアスタイル・クリエーターの四角友里さん(以上7日)、アパレルブランド「ELNEST(エルネスト)」を展開する俳優の井浦新さん、「MYSTERY RANCH(ミステリーランチ)」創設者のデイナ・グリーソンさんと息子のデイナ3さんらが登壇する。

 主催は一般社団法人「アルプスアウトドアサミット」。代表理事の村田淳一さんは昨年7月、北アルプス乗鞍岳にある「冷泉(れいせん)小屋」を前オーナーから引き継ぎ、16年ぶりにオープンした。妻の実樹さんと共に、東京と松本を行き来しながら山小屋の復活に取り組む中でさまざまな人と出会い、アウトドア業界の現状を知ったという。「コロナ禍での人気は一時的なもの。自分もアウトドア好きなので、業界の活性化に向けてできることはないかと考えるようになった」と淳一さん。昨秋、アウトドア用品開発「ZANE ARTS(ゼインアーツ)」(島内)の小杉敬社長に話したところ、そのまま小杉さんが会場を押さえるという行動に出たため、実現に向けて準備を開始。地元企業などの協力を得ながら、2月に同法人を立ち上げた。

 各地のアウトドアイベントを視察し、実樹さんは「展示販売だけではなく、作り手のものづくりへの情熱と、使い手の愛着や愛情を互いに交し合う場にしたい」と考えたという。ビジョンに掲げるのは「松本をアウトドアの聖地へ」。北アルプスの玄関口という地の利を生かし、世界中のアウトドアメーカーと愛好者が集まる都市となるよう、ハブ的な役割を目指す。

 「横のつながりも強化したい」と、6日はアウトドア業界関係者とメディア限定。7日・8日は、松本・塩尻市民は入場無料にした。「松本は工芸、ものづくりの町。アウトドア関連の会社のオフィスやブランチが周辺に増えれば」と淳一さん。実樹さんは「地元の人は、アウトドアフィールドのポテンシャルにまだまだ気付いていない。初回なので多くの人に気軽に足を運んでほしいし、そこからまた輪が広がれば」と呼びかける。

 開催時間は10時~17時。チケットは前売り=1日券1,500円、2日券2,500円。小学生以下無料。

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