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松本のアウトドア用品開発会社が4人用テント 初リリース、受注好調

4人用テント「ZEKU(ゼクー)-M」と小杉社長

4人用テント「ZEKU(ゼクー)-M」と小杉社長

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 松本のアウトドア用品開発「ZANE ARTS(ゼインアーツ)」(松本市島内、TEL 0263-87-2955)が4月にリリースした4人用テント「ZEKU(ゼクー)-M」の受注が好調だ。

 4人が快適に過ごせるミドルサイズのワンポールシェルター。1本のポールを中央に立て、周囲をエクステンションフレームで立ち上げることで広い空間を確保。6面あるパネルのうち1面と、出入り口を開口することで風通しの良さも実現した。生地はポリエステルリップストップを採用。表面にシリコーン、裏面にポリウレタンを加工し、強度と防水性能を向上させた。価格は8万2,944円。ほかに、タープなど3商品も同時にリリースした。

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 同社は昨年8月創業。社長の小杉敬さんは新潟県出身で、松本には特に縁はなかったというが、上高地や北アルプスへの拠点であること、物流面でも関東と関西、どちらにも便利であることを利点と考えて決めたという。実際は、「予想以上の反響で、倉庫も新たに借りなければならない状態」と小杉さん。「アウトドア好きな人にとっては、やはり松本は特別な場所。喜んで足を運んでくれる人も多い」と笑顔を見せる。

 小杉さんは長年、国内アウトドア用品メーカーに勤務。「自分がこの業界で、何をするべきか、何ができるかをずっと考えていた」と振り返る。近年、アウトドア人気が高まるにつれて、マーケットは二極化。「良いものが欲しいとなると、気軽に買える価格帯ではなくなってきたと感じていた。でも、そぎ落とした中で楽しむところにこそ、アウトドアの面白さがあるはず」。販売は、直営店やネット通販は運営せず、全国のアウトドア用品店に委託。開発と卸に徹することで、品質にこだわりながら、初心者でも購入しやすい価格を実現した。

 「アウトドア業界は新規参入しづらい。今後ますます二極化が進むかもしれない中、新たなブランドを立ち上げることが、活性化につながると信じている」と小杉さん。「一歩ずつ着実に積み上げて、良いものを作っていきたい。まだスタートしたばかりだが、社員も増やして、少しずつステップアップしていければ」と意気込む。

 全国各地で展示するほか、講習会や設営会も開催している。県内では、アウトドアステーションバンバン(松本市、長野市、上田市)、A&Fカントリー(松本市、安曇野市)、ライジングフィールド軽井沢で扱う。

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