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松本・六九商店街で「六九自然派マルシェ」 地域の人との「交流の場」再開

数種類の野菜を詰め合わせたセット売りも

数種類の野菜を詰め合わせたセット売りも

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 地元産の野菜などを販売する「六九自然派マルシェ」が毎週金曜、松本・六九商店街の和紙専門店「島勇」の隣、松本城大手門駐車場南側の広場で行われている。

近くに住む人や職場がある人なども訪れるという

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 池田町の「森の土・あづみ野ファーム」代表の清水弘生さんが、援農メンバーと共に農薬と化学肥料を使わずに栽培した野菜や米を中心に販売する。ほかに、平飼いの鶏の卵、加工品、有機栽培茶なども。野菜は基本、量り売りで、少量にも対応する。

 同商店街では、2006(平成18)年にスーパーが閉店。地元の野菜などの販売会を定期的に開いていたが、人手不足やコロナ禍などで、休止状態が続いていた。商店主らでつくる六九商和会の会長で、「島勇」の伊藤慶さんは「ずっと気になっていて、何かの折には話題にしていた」と振り返る。春ごろ、市内のワインバーで清水さんと出会って意気投合。8月中旬に販売会を試行し、9月から本格的に週1回、開催している。

 清水さんは10年ほど前に公務員を退職し、農業を始めた。当初から農薬や肥料を使わない栽培に挑み、森林インストラクターを取得したり、信州大学の自然環境診断マイスタープログラムを受講したりと、環境問題に関する学びも深めてきた。取り組みを続けるうちに、「一緒にやってみたい」という人が増え、援農のコミュニティーもできたという。「買ってもらうことが応援になるし、力になる。地域の皆さんと会話できることもうれしい」と清水さん。毎週金曜は「お客さんに会う日」として、午前中は同商店街、午後は安曇野ハーブスクエア(安曇野市穂高有明)で野菜を並べている。

 先週からは、安曇野で手作りシフォンケーキを製造する「シフォン」も参加するなど、商品の幅も広がっている。清水さんは「今後は、キャベツや白菜、ネギなど秋冬の野菜が並ぶ。食品以外も充実させていくので、気軽に足を運んでもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は金曜10時~12時ごろ。

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