ピクニックイベント「LOCAL NIGHT PICNIC(ローカルナイトピクニック) -IN SHIOJIRI-」が10月7日・8日、塩尻・平出遺跡(塩尻市宗賀)で開催される。
県内を中心に飲食や雑貨の店舗、ライブアーティスト合わせて50組ほどが参加。来場者は、音楽を聴きながら、買い物のほか、フードやワインを楽しむ。段ボール製の巨大ジェンガで遊ぶアクティビティーもある。
夜にはLEDランタンを打ち上げる。和紙製で、重りを取り付けたひもが付いており、ヘリウムガスを用いて上昇させて約15メートルの高さでとどまるようにする。来場者が購入し、ランタンに願いや絵を描くこともできる。実行委員会で発起人の川口純さんは「2日間で500~600個を飛ばす予定。レジャーシートやランプを持参して、思い思いの時間を過ごしてほしい」と話す。
市内出身の川口さんが、1年ほど前に「塩尻に足を止める機会をつくりたい」と企画。自身も活動するシビック・イノベーション拠点「スナバ」(大門八番町)の仲間を中心にメンバーを集めた。LEDランタンは、全国でランタンイベントを企画する東京在住のメンバーの協力を得て手配。チラシ・ポスターの制作やウェブサイトの開設をはじめ、県外からボランティアを集めるなど、広い交流関係を持つメンバーがそれぞれのスキルや強みを生かして準備を進めてきたという。
会場は、縄文時代から古墳・平安時代の集落跡で、復元された茅葺(かやぶ)き屋根の住居や高床式倉庫が並び、周囲には芝生が広がっている。「塩尻の良さを伝えたいと思い、ここを選んだ。最近はさまざまなイベントが行われていることもあって、快く承諾してもらった」と川口さん。メンバーらは「大人から子どもまで楽しめるイベント。人とのつながりをつくり、塩尻の魅力を広げることができれば」と話す。
開催時間は15時~21時。料金は、入場チケット=3,500円、ランタン1基付き入場チケット=5,000円、ランタン2基付きペアチケット=9,000円。小学生以下は入場無料。