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松本で「健康マージャン」全国大会 賭けずに楽しむ、交流の場としての魅力を

高校生から89歳まで152人が卓を囲んだ

高校生から89歳まで152人が卓を囲んだ

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 全日本健康麻将(マージャン)選手権決勝戦が7月30日、松本市のキッセイ文化ホール(松本市水汲)で行われた。主催は全日本健康麻将協議会。

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 同大会は2017(平成29)年に始まり、県内では初開催。対戦は1局につき50分で、卓を変えて4回行う。総合結果で、個人と団体を表彰する。

 開会式では、臥雲義尚松本市長が「大学時代は野球とマージャンに明け暮れた」と振り返りながら、「若者から高齢者まで一緒に楽しめる健康マージャンを発展させていきたい」とあいさつした。同協会顧問の井出洋介プロは「賭けないマージャンを理解してくれる人を増やしていくことが私のライフワーク。楽しく、(自分に)厳しく、(人に)優しくの3つを心がけて頑張ってほしい」とエールを送った。

 当日は、全国から予選を勝ち抜いた高校生から89歳まで152人が参加。3ブロックに分かれ、会場に用意した折り畳み式の麻雀卓を囲んで競い合った。

 県代表の12人のうち、個人戦では市内在住の高井慎さんが3位、土屋靖彦さんが5位入賞。団体戦でも、長野Aチームが5位、Bチームが6位に入った。

 同協議会理事で、市内の健康麻将サークル「縁(エン)ジョイ」代表の岡田和彦さんは「近年は、Mリーグなど競技マージャンをきっかけに始める若い人も増えた。賭け事ではなくコミュニケーションツールとしてのマージャンの魅力をより多くの人に知ってもらいたい」と話す。県予選の参加者は、昨年は90人、今年は112人集まったという。「100人ほどの予選会を運営してきた経験から、全国大会を誘致できるのではと考えて(候補地に)手を挙げた。こうして開催できて感無量」とも。

 岡田さんは、市内の公民館で教室を開いたり、NHKカルチャーの健康マージャン講座で教えたりと、普及活動に尽力している。「どなたでも楽しく遊んで交流ができるところが健康マージャンの良さ。その魅力を広めていきたい」と意気込む。

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