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松本・波田にヘアサロン&カフェ「HECTO」 異なる癒やしを相乗した空間に

店主・飯田さんのこだわりが詰まった店内

店主・飯田さんのこだわりが詰まった店内

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 カフェ併設のヘアサロン「HECTO(ヘクト) salon&cafe」(松本市波田下島、TEL 0263-31-3811)が上高地線・下島駅近くにオープンして1カ月がたった。

以前の職場の客から紹介してもらったデザイナーが手がけたロゴ

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 以前民家だった建物を改装。ヘアサロンはグレーを基調に落ち着いた印象にし、カフェスペースは明るい色の木材を使って温かみのある雰囲気に仕上げた。席数は9席で、カフェのみの利用もできる。

 店名は10の2乗を意味し、店主・飯田弘樹さんの「ヘアサロンとカフェ、異なる癒やしを相乗した空間にしたい」という思いを込めた。ロゴには繁栄の象徴である三角形を取り入れ、店内には角を丸くした三角形の鏡やテーブルを置く。

 ヘアサロンは完全予約制で、「基本に忠実に」を理念に掲げて施術する。シャンプーやトリートメントは飯田さんの「できるだけ体にいいものを」との思いから、肌への負担が少ないという「アジュバン」を使用している。メニューはカット=5,500円、カラー=5,500円~など。

 カフェメニューはタルトをメインに提供。生地には長野県産小麦を使い、特注した正三角形の型で焼き上げる。タルトは「バナナキャラメルのタルト」(440円)や「ナッツのタルト」(460円)など5種類。「季節のタルト」(480円)は現在、須磨農園(梓川)のイチゴを使い、甘さは控えめに仕上げた。ほかにカカオ分の高いチョコレートを使った「フォンダンショコラ」(480円)も。飯田さんとカフェを担当する姉の百瀬英子さんで何度も試作しながら食材を選び、甘さの調節をしたという。

 ドリンクは紅茶(450円)や、チャイ、イチゴミルク(以上500円)などがある。オリジナルブレンド(480円)は豆選びから行い、香りを強く、酸味と苦みは抑えて飲みやすいコーヒーにした。

 飯田さんは松本市出身。専門学校を卒業後、市内の美容室で10年間修業した。入社当時から30歳で独立すると決めていたこともあり、2021年に退職。開業準備を進める中で、百瀬さんがパティシエをしていること、カラーなどの待ち時間や付き添いの家族や友人がゆっくりできるようにとの思いからカフェを併設することに決めた。

 オープン後は家族連れや30代~60代の女性のほか、男性の来店も多いという。飯田さんは「季節ごとにカフェメニューを変えてお客さんが次に来たときに違うものを楽しめるようにしていきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~19時。火曜定休。

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