松本市の森の未来について考え、話し合う「まつフォレ(森林再生市民会議)フォーラム」が3月18日、あがたの森文化会館(松本市県3)講堂ホールで開かれる。
セッションA「森林の物としての活用」では柳沢林業(岡田下岡田)の原薫社長とまきストーブ利用者の小池幸司さんが登壇。セッションB「森林の場としての活用」では授業での里山体験に取り組む「寿さと山くらぶ」の鈴木喜一郎さんとアルプス公園魅力向上検討会議委員で信州大学経法学部応用経済学科3年の佐藤匠馬さんがフィールドとしての活用について話す。各セッション後は、参加者同士のグループワークの時間も設ける。
市では、昨年7月に松本市森林再生市民会議運営委員会を設置。ビジョンの検討のほか、市民参加型のイベント「まつフォレ」を企画し、散策やまき割り体験、林業の現場や木質バイオマスチップボイラー施設の見学などを行ってきた。市環境エネルギー部森林環境課担当者は「松本で暮らしていても、森林について普段はあまり意識しないという人も多いと思う。少しでも身近に感じるきっかけになれば」と話す。
同委員会では、森林の未来や将来の方向性を示す「森林長期ビジョン」を2024年度末に策定することを目指し、来年度以降も、より関心を高めてもらえるようなイベントを予定している。「参加者の声などを反映させながら、松本の森林の未来を考えていきたい」とも。
開催時間は13時~17時。入場無料。参加はウェブで受け付ける。締め切りは3月16日。