JR松本駅改札口向かいにあるJR東日本ウェルカムセンターに現在、学問の神様・菅原道真公を祭る深志神社(松本市深志3)の分社と絵馬掛けが設置されている。
分社には同神社の学業守護札をはじめ、紅白の合格祈願守り、同神社の名前が入った清酒などが供えられている。絵馬は厚紙製で、願い事を書いて奉納できる。
恒例としている同駅の取り組み。以前は改札内で行っていたが、同センターの開設以降は、場所を移して続けている。「共通テストに間に合うように」と、今年は例年より早く、先月1月11日に設置し、神事が執り行われた。絵馬の受け付けも12月下旬から始め、約200枚を預かっていたという。
現在はおよそ1300~1400枚の絵馬が奉納されている。自身や家族の合格祈願をはじめ、資格取得、進級、就職のほか、松本山雅のJ2昇格など願いはさまざま。同駅副長の天野隆士さんは「普段から行き来している駅という『日常』の中から、応援している。皆さんの努力が実を結んでほしい」とエールを送る。
設置は3月20日ごろまでを予定。設置期間終了後は同神社で奉納絵馬焼納式を行う。