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松本・城東にカレーと喫茶「発酵とスパイス」 フードトラック経て実店舗へ

フランスアンティークの家具や建具を取り入れた、温かみのある店内

フランスアンティークの家具や建具を取り入れた、温かみのある店内

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 カレーと喫茶の店「発酵とスパイス」(松本市城東1、TEL 050-6876-0014)が松本・城東にオープンして1カ月が過ぎた。

店舗外観

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 店主の上田絢香さんと夫の隆友さんが切り盛りする。店内は白を基調に、フランスアンティークの家具や建具、レトロな花柄の壁紙を取り入れて温かみのある雰囲気に仕上げた。ベビーカーを畳まずに済むように席の間にはゆとりを持たせた。席数はテーブル28席。店内では作家のブローチや絢香さんが仕入れる雑貨の販売も行う。

 メインのカレーは3種類でスパイスと発酵食品を合わせて作る。自家製の麹(こうじ)甘酒と塩麹を使った「麹甘酒バターチキン」、「グルテンフリー醤油(しょうゆ)キーマ」、「酒粕(かす)と白味噌(みそ)のベジグリーンコルマ」(以上1,200円)があり、2種盛り(1,400円)、3種盛り(1,500円)にもできる。カレーには青菜を使ったネパールの漬物「アチャール」やキュウリのヨーグルトサラダ「ライタ」などの副菜が付く。絢香さんは「いろいろな年代の人に食べてもらえるように辛くないカレーにしているが、自家製ガラムマサラで辛さを調節することもできる」と話す。

 カフェメニューは、「ブラックペッパークランブルのせ味噌チーズケーキ」(600円)や「黒みりんと醤油のカラメルプリン アイスのせ」、酒粕の香りが出るように作るスパイシーな「酒粕入りマサラガトーショコラ」(以上650円)がある。

 ドリンクは「薬膳発酵コーラ」や「ハーブ発酵ジンジャーエール」(以上660円)、「スパイシーチャイ」(500円)など。カフェタイム限定の「発酵抹茶ラテ」「発酵ほうじ茶ラテ」(以上660円)は甘酒入り自家製シロップを使い、砂糖を控えて自然な甘さが出るようにした。

 絢香さんは2021年の夏から「発酵食堂Tsumugi」の名前でフードトラックの営業を開始。その後、夫の隆友さんも加わり、「2人ならもっといろいろなことができるのではないか」と思ったことや天候に左右されずに営業したいという思いから実店舗を持つことを決意した。

 オープン後は家族連れや女性1人での来店が多いという。「子どもがいても入りやすい店作りをしてきたので、利用してもらえてうれしい」と絢香さん。今後はカレーやデザートの種類を増やしながら、夜の営業も行っていく予定。「発酵食品と組み合わせることでオリジナルなスパイスカレーになっている。この店でしか食べられない味や雰囲気を楽しんでほしい」とも。

 営業時間は11時~17時(ランチタイムは11時~14時30分。カレーがなくなり次第カフェタイムになる)。

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