ストリートダンス公演「LINK UP!SHINSHU」が12月16日・17日、松本・信毎メディアガーデン(松本市中央2)1階ホールで開催される。主催は長野県ストリートダンス普及協会(NSDA)。
「つながる」をテーマに、公募で選ばれた県内の3チームのほか、ブレイクダンスチーム「FOUND NATION(ファウンドネーション)」などがダンスパフォーマンスを披露。16日は、ダンス&ボーカルグループ「DA PUMP(ダ・パンプ)」のKIMIさんとTOMOさんも出演する。
松本市出身のシンガー・ソングライター高橋あず美さんのライブも開催。高橋さんが手がけたNSDAのオリジナルソングもお披露目する。NSDA代表理事を務めるプロダンサーのちびゆりさんは「来場者と一緒に楽しむ企画も用意するので、歌やダンスが好きな人に、気軽に参加してもらえれば」と話す。
NSDAは、ちびゆりさんが県内を中心に活動するプロダンサーのCHOPPA→(チョッパー)さん、Azsaさんと共に今年2月に立ち上げた。5月に初の「まちなかダンスフェス」を開いたほか、県内の小中学校で出張授業を行うなど、ストリートダンスの普及に努めている。
ストリートダンスの1つ、ブレイキンが再来年のパリ五輪の新種目に内定。授業で取り入れる学校も増えてきている。「私が始めた頃とはイメージが変わりつつあるが、ストリートダンスはもともとカルチャーとして根付いているもの。薄めるのではなく、根幹にあるものも伝えられるように試行錯誤している」とちびゆりさん。自身も、コロナ禍で体を動かせるようにと企画したNHK長野放送局の「ちびゆりのおうちでDISCO(ディスコ)」を担当するなど、活動の場が広がり、子どもと接する機会も増えたという。「最初はやる気のない子でも、踊るうちに、技術というより心が成長していくのを感じる。ダンスに正解や間違いはないので、好きなように全力で表現を楽しんでもらいたい」とも。
オリジナルソングは今後、出張授業や学校行事などで使う予定。「これまで既存の曲を使っていたが、オリジナルのものがあれば、思いも込められる。ダンスを通じて楽しめる場を、より多くの人に提供していければ」と意気込む。
開演は、16日=19時、17日=13時、16時30分。チケットは、一般=4,000円、学生=3,000円、小学生以下=1,000円。チケット問い合わせは信毎メディアガーデンまちなか情報局(TEL 0263-32-1150)まで。