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松本のギャラリーカフェで画家・小沢夏美さん個展 作品と一緒に空間楽しんで

小沢さんが描くカラフルな作品が並ぶ

小沢さんが描くカラフルな作品が並ぶ

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 松本市在住の画家・小沢夏美さんによる個展「屋根裏部屋の小鳥」が現在、松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で開催されている。

赤色をメインに月夜を小鳥が飛ぶ様子を描いた「ずっと遠くへ」

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 鳥をテーマにした絵画、陶芸作品、ポストカードセット、画集など70点を展示する。「ずっと遠くへ」とタイトルを付けた絵画は、月夜に鳥が飛んでいる様子を赤色をメインに表現。「あさの記憶」は朝の情景を水色で描く。「下書きをせず、制作していく中で自分の気持ちと相談しながら色を選んでいる」と小沢さん。モチーフとしてよく鳥を使うが、モデルは存在せず小沢さんが想像するオリジナルだという。「普段の生活の中でもつい眺めてしまう存在。自分にしか描けない鳥を描けたらいいと思っている」とも。

 今回、初めて絵付けに挑戦。皿やマグカップ、ピッチャー、ボウルが並ぶ。以前から絵付けをしてみたいと考え、陶房七草の古田秋理さんに相談したところ陶器の制作を引き受けてもらえることになった。「陶芸作品を求める人も多く、これまで私の作品を見たことがある人もそうでない人も楽しめると思う」と小沢さん。

 昨年10月に開催したイベント「FESTA松本」でミュージシャンと一緒に作り上げたライブペインティング作品も出品する。もともと音楽と絵を組み合わせることが好きな小沢さん。「音楽はお客さんと作品をつないでくれる。空間全体を楽しんでもらいたい」と、会場では映画監督の坪川拓史さんに作曲・演奏を依頼した音楽を流す。制作もその音楽を意識して行ったという。

 昨年、画家活動20年目を迎えた小沢さん。2005(平成17)年に初めて同店で個展をした時にも「鳥」をテーマにした。これまでさまざまな活動をしてきたが、「一度原点に戻りたい」と思い、再び鳥をテーマに選んだという。「同じテーマでも今と初めての個展の時とは全然違う。その違いを見てみたかった」と小沢さん。「これからも鳥をテーマにした作品は描き続けていきたい」と意気込む。

 価格は、絵画=1万5,000円~、ピッチャー=9,000円~、画集=3,000円など。営業時間は11時~19時。月曜・火曜定休(7月18日は営業)。7月31日まで。

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