子どもと一緒に楽しめるイベント「ママフェスまつもと2022」が7月9日、市街地の3会場で行われる。
信毎メディアガーデン(松本市中央2)では、手作り品の販売やワークショップを行う約20の「ママブース」と、子育て応援企業として約10ブースが出店。先着300人にはオリジナルトートバッグを進呈する。
3階キッチンでは、松本歯科大学とコラボした、歯磨き指導や歯並びの相談などの無料歯科検診を実施する。同施設は、1階に授乳やおむつ替えのスペースを常設しているが、当日は3階スタジオにも「赤ちゃん休憩室」を増設。信州大学医学部「周産期のこころの医学講座」の講師を務める村上寛さんが子育て相談に応じる。
松本パルコ(中央1)5階特設会場では、読み終えた絵本をほかの子どもにリレーする「絵本のおさがり会」として、約2000冊の絵本の販売のほか、絵本の回収も行う。積み木遊びや、ワークショップを楽しめるエリアも設ける。花時計公園(同)では、フリーマーケットを開く。
「ママフェス」は2018(平成30)年6月に初開催。「まつもと子どもたちの映画祭」や「松本まちなかアートプロジェクト2021」など地元のイベントとのコラボや、企業向けのマーケティングやプロモーションのサポートなど、幅広い活動を行っている。
新型コロナの影響で、イベントを縮小せざるを得ない状況下でも、模索しながら会場を1カ所にするなどして開催は続けてきた。今回は3年ぶりの回遊イベントとなる。代表の今関尚子さんは「当たり前が当たり前じゃなくなったからこそ気付いたことを、イベントにも生かしていきたい。ようやく本来の『ママフェス』ができるので、各会場を巡って楽しんでもらえれば」と話す。
開催時間は10時~16時。入場無料。