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安曇野・豊科に「カップあずみの」 フォトジェニックを意識したカップケーキ

低カロリーのバターや生クリームで作るカップケーキ。中身はレアチーズケーキやプリンなどさまざま

低カロリーのバターや生クリームで作るカップケーキ。中身はレアチーズケーキやプリンなどさまざま

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 カップケーキを提供するキッチンカー「CAP azumino」(安曇野市豊科、TEL 0263-88-5445)が5月14日、安曇野の「デリシア豊科店」近くで営業を始めた。

キッチンカーとブース型のイートスペース

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 移動販売はせず同じ場所で営業をする。キッチンカーは紫と白の配色にし、ショーケースには色鮮やかなカップケーキを並べる。隣にはブース型のイートスペースを設け、机と椅子を置く。経営する「合同会社安曇野」(同)の代表・狩野ともみさんは「『店の場所が分かりづらい』という声があり、見つけやすいようキャンプライトもつけた。遅くまで営業しているので目印にしてほしい」と話す。

 カップケーキの中身はレアチーズケーキやプリン、ティラミスなどさまざまで、デコレーションはアイシングクッキーやクリームなどで動物やキャラククターを形作っている。定番商品の「うさぎ」(480円)のほか、「お父さん」「マイハニーちゃん」(以上450円)といったユニークな商品名のものなど、常時5~10種類提供。狩野さんは「インパクトがあるかわいいものが好きで、キャラクターの表情や色合いにこだわった。1種類ごとに味もデザインも違うので、どれにするか迷って時間をかけて選んでくれるお客さまが多い」と笑顔を見せる。ドリンクはオレンジジュース(100円)、「キャラメルオレ」(250円)など6種類を用意する。

 以前は関東周辺で働いていたという狩野さん。3年前、安曇野市で送電線工事を手がける会社を父から引き継いだ。取引先は県外が多く、コロナ禍の中、移動が難しいことから、「ほかに何かできることはないか」と模索。今年3月、もともと得意だったお菓子作りを生かした飲食事業とリフォーム事業を展開する同社を立ち上げた。

 「まずはやってみよう」と、店を構えずに営業できるキッチンカーに目を付けた。「手に入れるのが難しかったが、友人が譲ってくれた。これも縁だと感じた」と振り返る。駐車場として使っていたスペースにキッチンカーを置き、社員にも手伝ってもらいながら、およそ4カ月かけて塗装やイートスペースを作るなど準備を進めてきた。

 オープン後は、リピーター客などの意見を取り入れながら、新しいデザインのカップケーキも作っているという。「新作は月2回ほど出していきたい。仕事帰りにふらっと立ち寄ってもらえる店になれば」とも。

 営業時間は11時~20時30分(土曜・日曜・祝日は10時~)。

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