松本・あがたの森公園で開催される「クラフトフェアまつもと2022」に合わせて、5月28日・29日、松本中心市街地で多彩なイベントが行われる。
池上邸の蔵で行われる「ビューロー 芸術ワークショップまちなかゼミ」
3年ぶりとなる同フェアは、県に提出した感染防止安全計画に基づいて開催。例年より少ない約200組が出展する。入り口はあがたの森文化会館や講堂がある正面正門の1カ所に限定。出展者・来場者共に、マスクの着用、検温や手指消毒、アプリまたはカード記入による連絡先の登録が求められる。開催時間は、28日=10時~17時、29日=9時~17時。
今年は松本駅と会場を結ぶシャトルバスの運行がないため、主催する松本クラフト推進協会は、徒歩での来場を呼びかけている。「例年通りとはいかない部分もあるが、安全に開催して来年以降も続けられるようにしたい。混雑が予想されるので、事前にウェブサイトで確認して、アプリやカードの準備をお願いできれば」とも。
イオンモール松本(中央4)空庭屋外・やまびこ広場などでは、「クラフトスクエア」を開催。約40組の作家が、展示販売のほか、ワークショップや実演などを行う。
信毎メディアガーデン(中央2)前では、「本町マルシェ」。地元の飲食店や農家が出店するほか、「米澤ほうき工房」による実演もある。飲食専用のテーブルや椅子はイベント用に増設はせず、フード・ドリンクもテイクアウトで販売する。
六九商店街では「六九工藝(げい)祭」が行われる。商店街の各店舗のほか、20年以上シャッターを閉めていた、老舗化粧品店「ぬの源」の旧店舗も会場の一つとして活用。工芸品の展示販売のほか、フード類の出店もある。
池上邸の蔵(中央3)では、信州大学人文学部芸術ワークショップゼミが「ビューロー 芸術ワークショップまちなかゼミ」と題して、昨年度からのゼミ活動や「工芸の五月」の見どころなどを写真や映像、オブジェなどで紹介。松本城大手門枡形(ますがた)跡広場(大手3)では、松本地域を中心とした作家が手がけた作品の展示・販売を行う「工芸の庭」を開催する。