国宝・松本城で3月9日、ウクライナカラーの黄色と青色のライトアップが始まった。
ウクライナの国旗をイメージし、天守の西側を黄色に、南側を青色に照らす。堀の側に立てたボードには、「一刻も早い停戦実現と平和への願い」を込めて行うことや、「平和を望む思いは、ウクライナの人々と一緒である」という意識で松本からメッセージを発信することをつづっている。合わせて、黒門や太鼓門、灯籠も2色で彩る。
市役所前庭にあるモニュメント「平和の灯(ともしび)」も2色でライトアップ。同モニュメントは2015(平成27)年に戦後70周年平和祈念事業として、広島平和記念公園の「平和の灯」の火を譲り受けて設置したもの。モニュメントと合わせて松本城のライトアップも企画したという。
市では、ウクライナの人道危機に対する日本赤十字社の救援金の受け付けも行っている。市総務部行政管理課・平和推進課担当者は「平和を望む思いはウクライナの人々と一緒だというメッセージを発信できれば」と話す。
ライトアップは当面の間、日没~22時。救援金の受け付けは5月31日まで。