生花店「FLEURAZUSA F style」(安曇野市堀金鳥川、TEL 0263-72-4015)が安曇野・堀金鳥川に2月5日、移転オープンした。
36年間営業していたJR豊科駅前の商店街から移転。倉庫をリノベーションし、外壁は濃いグレーで、入り口は木を生かしたシンプルなデザイン。店内は、間近で花のアレンジや花束を作る様子が見えるよう作業スペースの壁をなくし、一体感のある空間に仕上げた。店舗面積は40坪。
扱うのは県内や国産の生花を中心に、ドライフラワー、南半球原産のネイティブフラワーなど。社長の古幡郁浩さんは「自分でドライフラワーにするお客さまが多いので、アレンジしやすい花材も取りそろえている」と話す。
古幡さんの同級生が経営するレストラン「ピッコラーナ」(豊科南穂高)の焼き菓子や、「お茶元胡蝶庵」(豊科)の「たまごカステラ」と花を合わせたセット(1,967円~)も用意。「あずみ野ガラス工房」(豊科南穂高)のフラワーベースも扱う。「昔からつながりのある人たちとコラボしている。お菓子のセットはネット販売でも好評で、フラワーベースは自分も好きなデザインのもの」と笑顔を見せる。
古幡さんは専門学校卒業後、東京の生花店で5年間の修業を経て、2004(平成16)年に松本・笹部に「F style」を開業。その後、ネットショップも始めた。7年前に実家の「フルールあずさ」を切り盛りしていた父親の引退を機に、実店舗を畳み、後を継いだ。インターネットの注文が増えて店舗が手狭になったことや、駐車場が分かりづらいことから、移転を決意。ネットショップで使っていた「F style」も店名に付けた。
「SNSの投稿を見た」と、若者を中心に新規客も多いという。「これからもお客さまの要望に合わせ、花を飾る提案をしていきたい」とも。
営業時間は9時~18時。火曜定休。