![新たにリリースした「松本ヘルス・ラボ」のアプリ](https://images.keizai.biz/matsumoto_keizai/headline/1644386637_photo.jpg)
市民らの健康増進やヘルスケア産業の育成を目指す一般財団法人「松本ヘルス・ラボ」(松本市中央1、TEL 0263-39-1139)が、心身の状態をチェックできる会員向けアプリを開発し2月1日、サービスの提供を始めた。
1日の歩数や血圧を記録し、健康状態をスコア化するほか、入力したデータを基に、健康状態を示す「パーソナルスコア」や「身体年齢」を算出して、同年代平均と比較できる。全国の街道など8種類のコースを設定して歩く「ウオーキングチャレンジ」や、トレーニング動画の視聴も。食事管理やストレス度を測る機能も備える。利用無料で、会員登録が必要。
同法人は2015(平成29)年に発足。現在、約2000人の会員がおり、これまでは会員証を発行し、データ管理や情報提供は紙媒体で行ってきた。アプリの導入で利便性を高め、会員拡大を狙う。開発は「キッセイコムテック」(和田)に委託した。今後は、健康・医療分野の企業と共同で行う商品開発やアンケート調査などにも活用する予定だという。
アプリ導入に伴い、会員システムが変更になるため、現会員にも登録を呼び掛けている。スマートフォンからの登録方法を紹介する講習会も今後実施する予定。同法人のスタッフは「アプリは便利で多機能。より幅広い層に活用してもらえれば」と話す。