松本市は、夜間の松本城天守に入場できる「国宝松本城天守ナイトツアー」の参加者を現在、募集している。
松本城天守や月見櫓(やぐら)を職員が案内。本丸庭園内のイルミネーションや、現在開催中の「松本城イルミネーション」を城内から見ることもできる。希望者にはナイトツアー限定の特別御城印の販売も行う(1枚300円)。
対象は松本市民。開催日は2月4日、11日、18日、25日の各日18時~19時で、参加費は700円。申し込みはながの電子申請サービスで受け付ける。定員は各日40人で、多数の場合は抽選。締め切りは1月17日。
同ツアー付きの宿泊プランも用意。実施日は2月の土曜・日曜で、現在、アルピコプラザホテルなど市内の14施設で販売している。取り扱い施設はウェブサイトで確認できる。
夜間に天守に入れるようにするのは初の試み。文化財の利活用と冬の閑散期の誘客に向けて、市松本城管理課と松本観光コンベンション協会が企画した。同協会インバウンド推進担当課長の瀬原田久英さんは「これまで文化財は保存が主目的だったが、昨年度に文化観光推進法ができたことで、地域で活用していく方向で取り組みを始めた。まだ手探りの部分はあるが、国宝松本城の良さをあらためて知ってもらう機会になれば」と話す。