商品を展示し、購入はオンラインで行うOMO(オフラインとオンラインの融合)ストアとして、インテリアショップ「B-COMPANY ONLINE Real Store」が松本パルコ(松本市中央1)3階に期間限定で出店している。
20坪ほどの特設会場に、テーブルや椅子、ソファ、チェストなど約70種類のアイテムを用意する。壁には商品の写真と価格、サイズ、材質、スタッフからのコメントを載せたカタログを掲示。QRコードを読み取るとパルコのオンラインストアの詳細ページへ移動し、購入もできる。
関東を中心に11店舗を展開する同店は、自然素材を使用した家具や、オリエンタルな雰囲気のインテリア雑貨を中心に販売している。運営する「B's International」(東京都武蔵野市)の川上志朗社長は「家具の購入の際は、実物を見たいという人は多いが、ほとんどはその場で即決するのではなく、家族と相談したり、他のものと比較検討したりして決める」と話す。新型コロナ禍でもオンライン販売は好調ということもあり、昨年末からショールーミング型店舗を検討。既存店舗の変換ではなく、店舗がないエリアへの新規出店を考えていたという。
現在、池袋、調布、浦和と3店舗がパルコ内で営業していることもあり、「新たな取り組みとして一緒にやれないかと声を掛けた」と川上さん。松本パルコへの出店は5年ぶりになる。「うまくいけば『松本モデル』として他でも展開していきたい」とも。
同館では、7月上旬にOMOストア用に特設スペースを設置。第1弾として開催した「co:do(コドウ)」に続き今回が第2弾となる。伊藤智人店長は「自由に気兼ねなく商品に触れて、購入はオンラインで行うという新しい販売スタイルを、より多くのお客さまに体感してもらいたい」と話す。
営業時間は10時~20時。出店は8月18日まで。