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松本のエスニック料理店と老舗かつお節店が冷製カレー スパイスと和だしで新味

「スパイスと和だしの組み合わせを楽しんで」と元木さん(左)と植田さん

「スパイスと和だしの組み合わせを楽しんで」と元木さん(左)と植田さん

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 松本のエスニック料理店「がねいしゃ」(松本市城東2)と「植田鰹節(かつおぶし)店」(大手3)、井上百貨店(深志2)が冷やして食べるレトルトカレー「鰹出汁(だし)と大豆ミートの冷製キーマカリー」を共同開発し、現在、販売している。

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 鰹を中心に数種類の節を組み合わせただし汁と、大豆ミートを使い、アクセントに梅干しを加えた。レトルトカレーは第3弾となる「がねいしゃ」の店主・元木拓郎さんは「冷やしても肉の脂が出ないように大豆ミートを用いた。冷やしても温めても食感が良いし、ご飯以外に冷たい麺などにも合う」と話す。

 「井上」の井上博文常務が昨年、同店で冷製カレー食べて「レトルトで商品化したい」と提案。これまで市内のカレー店とのさまざまなコラボを展開してきたが、「今回は和だしにこだわりたい」と1915(大正4)年創業の老舗・植田鰹節店に声を掛けた。植田治専務は「試作を重ねて、何種類かミックスしたほうがスパイスと合うと感じた。実際に食べてみると、最初はスパイス、後からだしの風味が広がる絶妙なバランスに仕上がった」と笑顔を見せる。

 「新しい形の食の提案として、多くの人にアピールできれば」と井上さん。今後は、県外の出店も予定し、全国にPRしていきたいという。「暑い時期、台所で火を使いたくないというときにも冷蔵庫から出してそのまま食べられる。夏場の活力にしてもらえれば」とも。

 180グラム入りで、価格は648円。両店のほか、井上百貨店本店、アイシティ21で販売する。

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