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松本・島内のパン店「粉雪ファーム」に「看板」ロバ 娘手伝う母の夢が実現

昼間はのんびりくつろいでいることが多いというブレ

昼間はのんびりくつろいでいることが多いというブレ

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 松本・島内のパンと焼き菓子の店「BakeShop 粉雪farm」(松本市島内、TEL 0263-40-5090)の「看板」ロバのブレが人気を集めている。

「看板」ロバのブレ

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 ブレは生後5カ月の雌で、4月29日、佐久市の牧場から同店にやって来た。昼間はテラス席の横で、草を食べたり、昼寝をしたり、客になでられたりして過ごしている。雨の日はレインコートを着用。近所に散歩にも出掛けている。製造を担当する牧羽里奈さんは「まだ断乳したばかりで甘えん坊。人が来てくれるとうれしそうにしているし、帰ってしまうと寂しくて鳴くこともある」と話す。

 同店は2017(平成29)年5月1日にオープン。国産小麦をはじめ、地元産の牛乳や卵、目の前の畑で採れた野菜などを使ったパンや焼き菓子を提供している。里奈さんの父・昌彦さんがオーナー、母・千恵子さんが接客を担当し、妹・由樹さんも手伝いながら家族で切り盛りする。

 ロバを飼うのは、開業当初から千恵子さんの夢だった。「近くにポニーを飼っている家があり、小さい頃は娘も一緒に散歩させてもらっていた。ロバも身近にいればかわいさや魅力を多くの人に知ってもらえると思った」と振り返る。名前は、フランス語で小麦を意味するほか、「ブレッド」「ブレーメンの音楽隊」からイメージして付けた。

 ブレがやってきて2週間。年代問わず幅広い人気で、テラス席でブレを見ながらのんびり過ごす人や、絵を描いて持ってきてくれる人もいるという。「私以外にもこんなにロバを好きと言ってくれる人がいるとは」と千恵子さん。これまでは、娘を応援しようという気持ちで店に立っていたというが、「自分のやりたかったことで、多くの人に喜んでもらえたことがうれしい」と笑顔を見せる。

 現在、夜は店外の奥で寝ているというが、今後は店を建てた工務店にお願いして、環境を整える予定。野菜がなくなる冬には、畑に放つことも考えているという。「気軽に触れ合いに来てほしい。ブレもなじんでこの風景の一部になっていけば」と千恵子さん。

 営業時間は10時~16時。木曜定休。

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