完全予約制のプライベートサウナ「MUKU(ムク)」が、松本・城西のゲストハウス&ラウンジ「tabi-shiro(タビシロ)」内にオープンして1カ月が過ぎた。
定員は3人で、貸し切りのため、男女一緒の利用も可能。温度が100度以上になるように、室内は入り口を小さくし、天井を低く設計した。サウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させる「ロウリュ」もできる。外には水風呂と、外気浴が楽しめるようにリクライニングチェアを2脚用意する。
同宿を経営する小澤清和さんがサウナにはまったのは3年ほど前。「スマホから強制的に離れる時間が取れる。水風呂に入ると頭がすっきりして『整う』感じが良い」と話す。コロナ禍で、ゲストハウスの集客が難しくなる中、「何かしなければいけないと考えたときに、せっかくなら好きなことをしようと思った」と振り返る。もともとゲストハウス同士のつながりがあった「LAMP」(信濃町)が一昨年にサウナをオープンしたこともあり、アドバイスをもらいながら準備を進めてきた。
同宿で提供する「tabi-shiroジェラート」では、オープンに合わせてサウナ用のジェラート「サイス」(500円)を開発。蜂蜜レモン味で、食べる前に岩塩を振る。
「サウナの日(3月7日)」にオープン。「予想以上に『サウナー』がいることに驚いている」と小澤さんは笑顔を見せる。「スーパー銭湯などのサウナで物足りないという人にお勧め。『誰にも邪魔されずに整う』ことを楽しんでもらえれば」とも。
営業時間は14時~21時20分(午前中は宿泊者専用)。料金は100分で、平日1人=4,500円、2人=5,500円、3人=6,500円(土曜・日曜・祝日はいずれも1,000円増し)。予約は電話とネットで受け付ける。