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塩尻・広丘野村にラーメン店「でれすけ」 常連客が「この味守りたい」と譲り受け

きしめんのような麺が特徴的な「つけめん」

きしめんのような麺が特徴的な「つけめん」

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 つけ麺をメインにしたラーメン店「でれすけ」(塩尻市広丘野村)が9月10日、塩尻市広丘野村にオープンした。

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 席数はカウンター8席。10年ほど営業していた「でれ助」の味を引き継ぎ、リニューアルした。オーナーの近藤毅幸さんは「店内はほぼ居抜き。コロナ対策で少し席数を減らしている」と話す。

 特徴的な麺は、きしめんのように幅が広く平たい。2日かけて作るという鶏ベースのちゃんこ風スープには、ニンジンやモヤシなどの野菜のほか、豚バラ肉、油揚げ、肉団子などを入れる。メニューは3種類で、「つけめん」(850円~)のほか、「旨辛つけめん」「えび辛つけめん」(以上950円~)を3サイズ展開する。店長の花岡美紅さんは「特にスープは手間暇かけている」と話す。

 今年3月、「でれ助」の常連客だった近藤さんが、閉店することを人づてに聞き、「この味を食べられなくなるのは嫌だ」と前店主に頼み、譲り受けることになった。前店主は当初、レシピは継がないと言っていたが、近藤さんの熱意に負け、1カ月かけて花岡さんを指導。近藤さんは「味は遜色ない仕上がり」と太鼓判を押す。

 「ちゃんこ部屋直伝」とうたう肉団子のレシピも継承。店内には相撲を描いた絵なども数点、そのまま飾ることにした。店名は平仮名に変更し、ロゴや看板は新しくした。

 プレオープンは広く告知しなかったにもかかわらず、多くの来客があったという。「予想以上にお客さんが来てくれて、期待の大きさも感じた」と近藤さん。今後はメニューを充実させていく予定。「ほかにはない味なので、大事に守りながら、多くの方に喜んでもらえる店にしていきたい」とも。

 営業時間は、11時30分~14時、17時30分~20時(以上、ラストオーダー)。日曜定休(今後変更の可能性あり)。

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