長野県内のゲストハウス6宿が現在、スタンプラリー企画「ナンドモナガノ」を開催している。
参加宿でステッカー付きのスタンプ台紙(100円)を購入。宿泊するとスタンプが1つもらえる。3つ目のスタンプをもらった宿では、特産土産を進呈。6つ全て集めると、本染めオリジナル手拭いを贈る。参加宿は「LAMP」(信濃町)、「ゲストハウス蔵」(須坂市)、「1166バックパッカーズ」(長野市)、「松本ゲストハウスtabi-shiro」(松本市)、「マスヤゲストハウス」(下諏訪町)、「Yamairo guesthouse」(飯田市)。
各宿は以前からそれぞれ交流はあったが、6宿での企画は初めて。「tabi-shiro」の小澤清和さんは「宿泊者から次の行き先として名前を聞いていたり、お薦めのゲストハウスとして紹介したりすることが多かった」と話す。3月ごろから、「(コロナが)落ち着いて、旅をしようと思ったときに、長野を選択肢に入れてもらいたい」とオンラインミーティングで企画を検討。当初は6月から始めようとしていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期し、秋の連休にスタートした。
小澤さんは「ゲストハウスはどこも厳しい状況だったと思うが、オンラインで話すと皆ポジティブだった」と振り返る。同宿は4月から約2カ月間休業。現在は人数制限をしながら、検温の実施や消毒液の設置などの対策を取って営業している。
マイクロツーリズムとして県内から訪れ、松本周辺をゆっくり楽しむという人も増えてきているという。「泊まって過ごすことで気付く発見もあるはず。県内でもそれぞれの地域で特色があるので、巡って楽しんでもらえれば」と小澤さん。
スタンプラリーは来年2月1日チェックアウト分まで。