トマトと肉料理を提供する居酒屋「ニクとトマト酒場 ナポリ」(松本市中央1、TEL 0263-87-1187)が松本パルコ西側の公園通りビルに8月29日、オープンした。
席数はテーブルとカウンターで30席。運営は「エフエス・リノベーションプランニング」(宮渕1)で、昨年12月に居酒屋「山賊山(さんぞくやま)」(巾上3)へ業態変更する前まで営業していた洋食酒場「ナポリ」をリニューアルして復活させた。店長の奥原麻央さんは「トマトと肉を2本柱にすることで、ガッツリ食べたいというニーズにも応えたい」と話す。
メニューは、トマトを丸ごとひき肉で包んで焼き上げ、チーズをかけた「肉爆弾」(980円、数量限定)や、「鳥レバーのテリーヌ」(530円)、「豚肉のポルケッタ」(480円)など肉料理を充実させる。以前からの定番、「トロトロ牛すじのトマト煮込み」(580円)や、「つけナポリタン」(780円)なども提供する。
アルコールは、日本酒、焼酎、カクテルなど幅広くそろえ、トマトのリキュールを使った「レッドアイ」(530円)、「ラ・トマト」(500円)なども。スパイシーに仕上げた手作りのコーラ「ナポコーラ」は、そのままノンアルコール(300円)でも、カクテル(500円)でも用意する。
11時30分~15時はバナナジューススタンドとして営業。注文を受けてから、完熟バナナと牛乳のみで作る。「完熟バナナジュース」(380円)をはじめ、「アーモンドバナナジュース」や「きなこバナナジュース」(以上430円)など、トッピングを加えたものを含め10種類を展開。牛乳は豆乳に変更もできる。
同店から100メートルほどの場所で、同社が運営していた「ボッコクフジハラショウテン」を7月に閉店。「大人数というよりは数人でちょっと立ち寄れるような雰囲気の店が求められていると考えた」と奥原さんは話す。根強いファンがいた「ナポリ」の復活を決め、昼間はジューススタンドとして有効活用する試みも始めた。
コロナ禍であらためて感じるのは、客とのつながりだという。「飲みに行く回数が減ったときに、足が向くのは新規店よりもなじみの店だと思う。スタッフに会いに来たくなるような、人が人を呼ぶ店にしたい」と奥原さん。
営業時間は17時~23時。火曜定休。