靴磨き・革製品メンテナンス店「Ricordi(リコルディ)」(TEL 080-6995-7115)が、松本・新橋のイギリスアンティーク家具店「VICTORIAN CRAFT(ビクトリアンクラフト)」(松本市新橋6)内に8月7日、オープンした。
革靴をメインに、アウターやバッグ、財布などの革製品の修理・メンテナンスを行う。店主の成沢陽平さんは「レザーは生きているもの。メンテナンスすることで味が出て、長く付き合える」と話す。
靴磨きは、クリームのみ(メンズ=1,500円~、レディース=1,000円~)、鏡面磨き(同=2,500円~、同=1,500円~)で、靴底から履き口の高さによって価格が変わる。預かり期間は1週間ほどで、即日仕上げ(4,000円)にも対応。出張サービスも用意する。
成沢さんは以前、アパレル店で働いていたときに、お客さんへのサービスとして靴磨きを行っていたという。「もともと父が自分の靴やかばんを磨いていたので、革製品は自分で手入れするものだと思っていた」と振り返る。いずれは、自身でアパレル店を立ち上げたいと考えていたが、「松本にはレザーのメンテナンスに対応する店が少ない」と、まずはテナント出店という形で始めてみることにした。
店名はイタリア語で「思い出」の意味で、「購入したときや譲り受けたとき、一緒にどこかへ行ったときなどの思い出を忘れずに取っておくように、手入れをしてもらいたい」という思いを込めた。「まずは、どういうものか知ってほしい」と、スピード磨き(500円)というメニューも用意。磨く様子に足を止める人や、話を聞いてくる人もいるという。「革は磨くことで、新品とは全く違う色の深さ、柔らかさが出る。その良さを感じてもらうことで、ものを大事に長く使うことにつながっていけばうれしい」とも。
営業時間は11時~18時(土曜は14時まで)。日曜は予約対応のみ。