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松本で朗読と音楽「串田孫一 山のパンセ 星の手紙」 今の時代にメッセージ

「朗読と音楽 串田孫一 山のパンセ 星の手紙」チラシ

「朗読と音楽 串田孫一 山のパンセ 星の手紙」チラシ

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 哲学者・詩人の故・串田孫一さんの詩の朗読と音楽を楽しむ「朗読と音楽 串田孫一 山のパンセ 星の手紙」が8月8日・9日、「信毎メディアガーデン」(松本市中央2)で行われる。

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 孫一さんの長男で、信毎メディアガーデン企画プロデューサーの串田和美さんと、女優の小林聡美さんが朗読し、作曲家でピアニストの高橋悠治さんがピアノを演奏する。孫一さんの代表作といわれる「山のパンセ」は、山にまつわるさまざまなことをつづった随想集。山の風景や、四季にわたって山行をした紀行など、内容はバラエティーに富んでいる。「星の手紙」は、夜更けにきらめく星たちに語り掛けた手紙。中には幼い頃の思い出や戦争下の日記に触れたものもある。

 2018(平成30)年8月に始まり、今回が3回目。毎年、「山のパンセ」ともう一作品を朗読し、演奏家を招いて開催している。高橋さんは初参加。孫一さんが好んだという、バロック音楽を演奏する。

 「星の手紙」は、企画をコーディネートする和美さんの妻・明緒さんが、「コロナ禍の現在、どこか通じるものがある」と選んだという。ホールの定員を通常の半分となる100人にし、会場内の換気、消毒液の設置など、新型コロナウイルス対策を施す。まちなか情報局の岡本千尋さんは「今の不安な世の中、何か受け止めるものがあると思う。来場の際は、マスクの着用やせきエチケットなど、対策にご協力いただければ」と呼び掛ける。

 開演は、8日=17時、9日=11時、15時。チケットは前売り=3,500円、当日=4,000円。信毎メディアガーデン1階のまちなか情報局(TEL 0263-32-1150、平日9時~17時)、セブンチケット、ローソンチケットで取り扱う。

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