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松本で「山と雷鳥展」 白樺細工やアクセサリー・器など400点、山を思い

人気で売り切れてしまうものも。作品は随時、追加している

人気で売り切れてしまうものも。作品は随時、追加している

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 企画展「山と雷鳥展4」が現在、松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で開催されている。

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 オブジェやアクセサリー、カップや皿などの器、ポーチやTシャツ、エコバッグなど約400点を展示する。出展は、海と山、陶房七草、mauve(モーヴ)、金井三和さん、vapor trail.(ベイパートレイル)、青木昌平商店。ほかに、先月発売された「雷鳥張子」も用意する。

 2年ぶりの参加になる「海と山」は、小さなトレッキングブーツのチャームや野鳥のメモクリップを出品。mauve・山本葵さんは、ピアスなどのアクセサリーのほか、フランスの登山家、ガストン・レビュファが山に登る様子を表現した真ちゅう製のオブジェも制作した。

 金井さんは、山頂で両手を上げる人の絵をプリントしたTシャツやエコバッグを用意。禅語の「山呼萬歳聲(やまはよぶばんぜいのこえ)」から、「冬の間、閉じこもっていた人や生き物が動き出し、高いところへ行くと苦しみから解放され、雄大な景色と達成感に心を委ねる」という願いを込めて描いたという。

 郷土玩具の卸問屋・青木昌平商店(元町1)は、昭和30~40年代に作られた木工品が中心。松本は白樺(しらかば)細工が盛んだったが、今は技術を持つ職人がほとんどいなくなり、貴重な作品になっている。スキー人形はさまざまなタイプがあり、中にはほっかむりをしてスキーをしている女性の姿も。同店の熊谷幸枝さんは「昭和のスキーブームのときにお土産としてとても人気があった。バリエーションが豊富なので見ていても楽しい」と話す。

 4回目となる同展。例年、山好きや雷鳥好きが多く訪れるというが、新型コロナウイルスの影響もあり、「遠方から来られないという声も多い。今は仕方がないので、無理のない範囲で」と熊谷さん。店内にアルコール消毒液を置き、カフェの席数を減らすなどして営業している。「なかなか山にも行けない状況だが、山に思いをはせてもらえれば」とも。

 価格は、小皿=1,500円、Tシャツ=3,000円、トレッキングブーツのチャーム=4,000円など。営業時間は11時~19時。月曜・火曜定休。7月26日まで。

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