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松本・相澤病院で水彩画展 健康センター副センター長、安曇野の四季描く

「冬の景色が好き」という高木さん

「冬の景色が好き」という高木さん

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 「相澤健康センター」(松本市本庄2)副センター長・診療部統括医長の高木健治さんの水彩画展「安曇野のうつろい」が「相澤病院」(同)1階「ふれあいギャラリー」で行われている。

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 安曇野や上高地、白馬のほか、自宅近くの池田町から見える風景などを描いた作品15点を展示する。有明山を望む春の田園や桜、新緑が輝く森の中の渓流、雪景色など春夏秋冬を表現。マスキングインクを使った古民家や、水しぶきは塗らずに紙の白色を生かすなど、さまざまな工夫を施す。「岩や石を描くのに苦心した。水面も難しい」と高木さん。季節ごとに額の色を変えて並べている。

 高木さんは、名古屋市内の病院で消化器内科の医師として20年ほど勤務。山に近く自然豊かな環境に憧れて、家族と共に池田町に引っ越し、2013(平成25)年から同センターで働いている。移住後、絵を描く人を見掛けることが増え、「自分も描いてみたい」と3年前から水彩画を習い始めた。

 同センターでは、MRIの機械を用いたMRCP検査を実施するすい臓検診を4月から新たに開始。その打ち合わせの際に、同院広報企画室の寺澤大治さんが偶然、高木さんが絵を描いていること知り、展示を企画した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、院外から訪れる人が限られる中、職場の人からは「絵を描いていることを初めて知った」「上手な絵で驚いた」などの反応があるという。

 これまで、同ギャラリーは外部に開放し、さまざまな作品を展示してきた。「コロナ禍でなかなか外部の方は展示ができなかった。殺風景な病院内で、少しでも安らぎや癒やしを感じてもらえれば」と寺澤さん。今後も、面会の制限が出る場合もあるが、「足を運ぶ機会があれば、地域の人たちに見てもらえるとうれしい」と高木さんは話す。

 開催時間は8時30分~17時。7月31日まで。

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