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松本城近くにゲストハウス「カウチポテトホステル」 人と人をつなげる場に

通りに面した大きな窓やベンチを置くスペースは新たに作ったという

通りに面した大きな窓やベンチを置くスペースは新たに作ったという

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 ゲストハウス「COUCH POTATO HOSTEL(カウチポテトホステル)」(松本市大手4、TEL 070-1874-5600)が国宝松本城近くにオープンして1カ月半が過ぎた。

共用スペースのラウンジには掘りごたつやハンモックも

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 以前和食店だったという建物を改修。ドミトリーと個室5室を用意する。浅間温泉の旅館にあったという身長計や、手まりなど和小物を飾った茶だんすなどで和の雰囲気を演出。テーブル代わりに囲碁盤を置き、壁には着物も飾る。経営する目次尊さんは「生かせるものはそのまま残しつつ、居心地の良い空間になるよう心掛けた」と話す。

 目次さんは島根県出身。バックパッカーで4年半ほど旅をしてきて、ゲストハウスを開業したいと考えるようになった。「観光よりも、宿で出会った人たちと過ごした時間の方が、楽しく、印象に残った。人と人がつながるような場所を作りたいと思った」。スタッフを募集していた松本市内のゲストハウスで経験を積もうと、2年前に移住。「松本は外国人観光客が多い。最初は出雲で始めるつもりだったが、徐々に、ここでやろうという気持ちになった」と振り返る。

 昨年末から約3カ月かけて改修。市内近郊だけではなく、他県や海外から手伝いに来てくれた人たちと一緒に作業を進めてきた。掘りごたつを置いた共有スペースのラウンジは、もともと厨房(ちゅうぼう)だった場所。カウンターはそのまま生かして、共用キッチンを作った。天井を抜くと現れた大きな梁(はり)には、明治時代の年号が記されていたという。

 4月1日にオープンして、しばらくは営業をしていたが、緊急事態宣言を受けて休業。再開時期は、様子を見ながら検討するという。「ゲストハウスは人と人をつなげる役割がある。今は、それを控えなければいけないのが残念。落ち着いたら、出会った人同士で一緒に出掛けるような、旅先でのプラスアルファを提供できるような場所にしていきたい」と目次さん。

 チェックインは16時~21時30分、チェックアウトは11時。宿泊料金は、1泊2,800円~。

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