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松本山雅が新体制発表会 布新監督の下、一丸となりJ1復帰を

今季のスローガンは「One Soul 捲土雷鳥(けんどらいちょう)」

今季のスローガンは「One Soul 捲土雷鳥(けんどらいちょう)」

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 松本山雅FCが1月13日、まつもと市民芸術館(松本市深志3)でシーズン新体制発表会を開き、今シーズンから指揮を執る布啓一郎監督やコーチ陣と29選手が約1800人のサポーターを前に意気込みを語った。

今季のユニホームのコンセプトは「STAY GOLD!(輝き続けろ!)」

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 1年でのJ1復帰を目指す今季は、8年間監督を務めた反町康治氏が退任し、布監督が就任。新体制発表会もこれまでと一新した構成で進行した。

 前半は、同FCの取り組みとして、選手・指導者の養成や活気あふれる「まちづくり」を目指す「松本山雅ドリームビジョン」や、昨年8月にスタートした育成組織「RAZUSO(ラズーソ)」について紹介した。昨年開校した「松本山雅チアダンス教室」の子どもたちがパフォーマンスを披露。神田文之社長は、「クラブのさまざまな観点を知っていただき、挑戦を後押ししてもらえれば」と説明した。

 選手・コーチングスタッフの紹介では、名前が呼ばれるとサポーターからコールが上がり、各自が選んだ入場曲でステージに登場。田中隼磨選手は「今シーズンも皆さんを代表して3番を付ける。体制も変わり、若い選手が入ってきたので一緒に歴史を築きたい」、中美慶哉選手は「2年間、うれしい気持ちと悔しい気持ちがたくさんつまっている。3年目が大事」、村山智彦選手は「気持ちを新たに、この先輝き続けるためにも大事な一年」とそれぞれ決意を語った。

 布監督が昨季まで率いていたザスパクサツ群馬から移籍した吉田将也選手は「昨シーズンは監督と共にJ2昇格という目標を達成できた。成長した姿を見せたい」と意気込んだ。ザスパクサツ群馬から期限付移籍復帰となった榎本樹選手は「お久しぶりです」とあいさつし、会場を沸かせた。

 その後、今季のユニホームとスローガンを発表した。ユニホームは「STAY GOLD!(輝き続けろ!)」をコンセプトに金色のエンブレムを装着。スローガンは「One Soul 捲土雷鳥(けんどらいちょう)」で、一度敗れた者が再び勢いを盛り返して巻き返すという意味を持つ「捲土重来(ちょうらい)」とクラブのシンボル「雷鳥」を掛け合わせた。

 最後に布監督が「この地域にふさわしい、研ぎ澄まされたサッカーを展開していきたい。チームが良いときにも決しておごらず、悪いときにもくじけず、どんなときも前向きでチーム一丸となって戦い抜き、皆さんと共にJ1昇格という目標を達成したい」とあいさつ。「山雅の戦いに、期待と声援を寄せてほしい」と呼び掛けると、サポーターは応援歌「勝利の街」を歌い上げて応じた。

 チームはこの後、千葉などでキャンプを行い、2月23日にニンジニアスタジアム(愛媛県松山市)で愛媛FCと開幕戦を行う。

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