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松本の老舗あめ3店が「松本飴箱」 各店の「今年の味」詰め合わせ

年末年始、土産などの需要も見込む「松本飴箱」

年末年始、土産などの需要も見込む「松本飴箱」

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 江戸時代に創業した老舗あめ店3店舗が展開する「松本飴(あめ)プロジェクト」が12月26日、各店のあめを詰め合わせにした「松本飴箱」の販売を始めた。

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 「山屋御飴所」(松本市大手2)、「飯田屋飴店」(同)、「新橋屋飴店」(新橋3)がそれぞれ、黒ゴマとポン菓子を入れた「黒ごま板ポン」、信州みそと落花生を使った「ピーナッツカップ味噌(みそ)」、板あめに県内産のリンゴをまぜ込んだ「まめ板りんご」を用意。パッケージは「大徳紙商事」(笹賀)のデザイン部門「Kami Labo」が担当し、国宝の松本城や旧開智学校校舎のイラストを用いて、新年らしくにぎやかな印象に仕上げた。

 プロジェクトは、「松本のあめ文化を多くの方に知ってもらい、あめ自体のステータスを上げたい」と昨年6月に発足。「松本飴箱」は昨年末にも販売して好評だったという。今回は各店の今年の新作を詰め合わせ、パッケージを一新した。

 今年は共同開発した商品の販売や、「飴の日」(9月6日)の制定、全国各地のあめ店が集うイベントなど、多彩な活動を行ってきた。「山屋御飴所」代表の太田喜久さんは「松本のあめ文化を知り、興味を持ってくれる人も増え、手応えを感じている」と話す。業界内からは、老舗がタッグを組むプロジェクトに「いい取り組み」「活気を感じる」という声もあるという。「これからもあめ文化をPRして、店に足を運んでもらうきっかけにしていきたい」とも。

 価格は1,728円。井上百貨店(深志2)、アイシティ21(東筑摩郡山形村)で各100個ずつ限定販売するほか、3店でも扱う。

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