長野県で働く魅力を就活生に伝える県内企業の若手社員「シューカツNAGANO応援隊」と学生の交流イベントが12月27日、松本・深志の「梅風閣」(松本市深志3)で行われる。
応援隊は、県内企業の魅力や長野で暮らす良さを就活生に伝えることで、U・Iターン就職の促進を図るために結成。2015(平成27)年に取り組みを始めた。先月29日には結成式が行われ、25人が阿部守一長野県知事から委嘱状を交付された。
交流イベントは、県内就職に興味がある学生を対象に企画。当日は、「VAIO」(安曇野市)、「グラフィック」(松本市)、「信州名鉄運輸」(松本市)など中信エリアの企業を含め12人の隊員が参加予定。就活の疑問やI・Uターン、長野県での生活など、気になることを中心に少人数で話し、その後はフリータイムも設ける。
今月15日には「銀座NAGANO」で実施。就活生以外に、大学1年生や2年生も含めた約20人が参加した。県産業労働部労働雇用課の山本悠樹さんは「就活に向けて、早めに準備をしている学生も多い。年の近い先輩に話を聞くことでより具体的に自分の将来を考えられると思う」と話す。
同課では、各隊員のインタビューをまとめたパンフレットも制作。今年は初の試みとして、県内の観光業に従事する若手社員にスポットを当てた「観光編」も用意する。年明けには、東京、名古屋、京都などでも順次開催。「若手社員の話は業界研究や企業研究にも役立つ。県内就職を検討している人、ちょっとでも考えたいと思っている人はぜひ参加してほしい」と呼び掛ける。
開場は12時30分、開始は13時。参加無料。申し込みはホームページで受け付ける。26日には長野市の信濃毎日新聞長野本社で、来年1月11日には東京、2月1日には名古屋、同9日には京都でも開催する。問い合わせは県労働雇用課(TEL 026-235-7201)まで。