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松本で「新宿タイガー」上映 波田から上京、虎のお面で新聞配達40年超

「上京後に帰省したのは3回くらい」。今回は上映されるまつもと市民芸術館でインタビューに応じた

「上京後に帰省したのは3回くらい」。今回は上映されるまつもと市民芸術館でインタビューに応じた

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 ドキュメンタリー映画「新宿タイガー」が5月25日、まつもと市民芸術館(松本市深志3)小ホールで上映される。主催はNPO法人「コミュニティシネマ松本CINEMAセレクト」。

 タイガーマスクのお面、ピンク色のアフロヘア、カラフルな衣装を身に着け、ラジカセから演歌を流し、自転車で新聞配達をしている「新宿タイガー」を追ったドキュメンタリー。寺島しのぶさんがナレーションを担当。新聞販売店、新宿ゴールデン街の店主たち、タワーレコードのポスターに起用された時の関係者などへのインタビューを通じ、新宿に生きる一人の男性の生き方と街が担ってきた役割を描く。

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 「新宿タイガー」こと原田吉郎さんは、1948(昭和23)年生まれ、旧波田町(松本市波田)出身。1972(昭和47)年、上京した新宿の稲荷鬼王神社の屋台に並ぶ虎の面を見て「一生、タイガーとして生きる」と決意したという。「何枚ものお面の中から、パッと選んだのがタイガーマスク2世をかたどったこのお面。自分にとってはジャングルの虎」。あるだけ全てを購入して、大切に使いながら、現在も朝・夕刊を新宿三丁目エリアに配達している。「ラブ&ピース」を信念に掲げ、「シネマと美女、酒と夢とロマンを愛する人生」と笑う。

 撮影は2年前、1カ月以上密着して行われた。休日には1日に何本も見て回るほどの大の映画好きで、「映画になって、感無量。多くの方々が、無償で協力してくれた。新宿は何でも飲み込んでくれる街。新宿なくして『タイガー』なし」と話す。

 3月22日から全国で順次公開。5月30日には、ドイツで開催される映画祭「ニッポン・コネクション」でも上映される。「いろいろなところで上映されているが、地元での上映はやはりうれしい。ぜひ見に来てほしい」

 上映は13時30分~、19時30分~。チケット料金は、前売り=1,400円、当日=一般1,800円、大学生・高校生=1,400円。チケットは同館や井上プレイガイドなどで販売する。

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