安曇野の各工房、アトリエ、飲食店、宿泊施設などが安曇野の文化を発信するイベント「安曇野スタイル2008」が10月31日~11月3日、開催される。
同イベントは今年で4回目。安曇野市、池田町、松川村の工房、アトリエ、クラフトショップ、美術館、ギャラリー、飲食店、宿泊施設、農家など142件の参加者が期間中、111の会場で工房の公開、作品展示、創作体験、特別メニューなどの企画に取り組む。
総合インフォメーション会場となる碌山(ろくざん)公園研成ホール(安曇野市穂高)では142件の参加者の自己紹介ポスター展や、「小枝のおまもり もりりんを作ろう」(1日)、「沈金作品を作ろう」(3日)といったワークショップや、ミニコンサート(2日、11時~、14時~)が行われる。
主催は安曇野スタイルネットワーク(穂高有明、TEL 0263-83-5412)。「安曇野の魅力を全国に発信したい」という思いから、2004年より活動を始めた。代表の岡本由紀子さんは安曇野市内でロッヂを経営している。「最初は、宿泊客に教えるために始めたこと。それがどんどんネットワークが広がって『なんだか面白そう』と思ってくれた人が集まってきた」と話す。集まった情報が同イベントや、無料配布している「安曇野スタイルマップ」というかたちになった。
「安曇野に暮らしている人たちが『安曇野って本当にいいところだなあ』と感じられるように、安曇野を訪れた人が、豊かな時間を過ごして『また安曇野に来たいなあ』と感じてもらえるようになれば」と岡本さん。「暮らしている人同士がつながり、また訪れた人と暮らしている人がつながる…そんな人と人とのつながりを育てたい」とも。