松本・庄内に甲信越初となる全身クライオセラピーサロン「セス・クライオ」(松本市庄内3、TEL 0263-31-6191)がオープンして1カ月が過ぎた。
クライオセラピーは、全身を超低温で冷やすことで、身体反応を引き起こして回復力を高めるもの。短時間で一気に冷却することで血管が収縮した後、ゆっくり戻ることで血行が促進され、疲労回復のほか美容、ダイエットなどの効果が期待できるとして、近年は野球やサッカーなどのプロチームでも導入されている。
全身用の「クライオボディ」は、医療用の液体窒素で、マイナス100~150度に冷却したキャビンに、1分半~3分ほど入る。ソファに座って、顔など部分的に冷気を当てる「クライオフェイス」や、加圧式マッサージ「ノーマテック」などのメニューも用意。運営する建築業「クリエーター・セス」(白板2)の専務取締役・中嶋恭徳さんは「疲労回復が一番実感しやすい。スポーツだけではなく、休みの日に農作業をした後などにも利用してもらいたい」と話す。
もともと全身を超低温で冷やす機器は、リウマチの治療法の一つとして日本で始まったという。その後、ロシアなど海外でクライオセラピーとして需要が高まり、日本では「逆輸入」の形で東京・広島など数カ所で専門店がオープンしている。
同店は、松本山雅FCのサプライヤーとして、トップチーム選手を対象とした無料利用券を提供。試合前後に利用する選手もいるという。「スポーツをしている方はもちろん、していなくても美容目的や体質を変えたいという方にも利用してもらえれば。世界最速のリカバリーを体感してほしい」と中嶋さん。
料金は、「クライオボディ」=1万2,000円~、「クライオフェイス」=7,000円~。営業時間は11時30分~19時30分。予約優先。