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松本市が「まつもと暮らし応援課」新設 移住・定住の総合窓口として新年度から

地元出身者だと気付かない松本の魅力もあるという。「だからこそ先輩移住者の声も届けていければ」とも

地元出身者だと気付かない松本の魅力もあるという。「だからこそ先輩移住者の声も届けていければ」とも

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 松本市が移住・定住の総合相談窓口として「まつもと暮らし応援課」を4月1日、新設した。

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 主に県外からの移住者や移住希望者を対象に、住居や就職、生活環境など、移住に関する各種相談を受け付ける。相談内容に応じて、職業・労働(労政課)や就農(農政課)など各部署と連携を図って情報を提供する。

 昨年度までは政策部都市交流課が窓口だったが、そこから特化する形で課を新設。これまでより情報発信に力を入れ、市の人口の社会増を目指す。

 本年度は、首都圏で就職・転職希望者向けの企業説明会や相談会を実施する。これまで各企業で行うことはあったが市として本格的に企画するのは初の試み。武井厚志課長は「UIターンを希望している人にとって、やはり大切なのは仕事。民間企業とも協力体制を築いてしっかり情報提供を行いたい」と話す。ほかに、市内の企業に向けた人事セミナーを行い、移住・就職希望者と企業とのマッチングを推進。新卒向けのセミナーや、ガイドブックや映像の作成なども行う。

 本庁舎1階の窓口には、住居や就職のほか、教育・子育て、医療・福祉など暮らしにまつわる情報を一覧できるように市が発信する情報ごとにフォルダを用意。キッズスペースを設けるなど移住希望者や既に移住してきた人にも利用しやすい空間づくりを行った。「思い描く移住の形は十人十色なので、各課とも連携して一人一人に対応していきたい」と武井課長。相談は、来庁のほか電話やメールでも受け付ける。「移住先の候補の一つとして考え始めたという人から、具体的に検討している人まで気軽に足を運んでほしい。『まつもと暮らし』の第一歩になれば」とも。

 受付時間は8時30分~17時15分。問い合わせは同課(TEL 0263-34-3193)まで。

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