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松本で「カリーラリー」 過去最多71店舗、「カレー文化」根付かせたい

「寒い時期だが街へ出て食べ歩いてほしい」と呼び掛ける小山さん(写真右)と木下さん

「寒い時期だが街へ出て食べ歩いてほしい」と呼び掛ける小山さん(写真右)と木下さん

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 カレー食べ歩きスタンプラリー企画「松本カリーラリー」が2月1日、松本市内の飲食店71店舗でスタートした。

ランチ限定「煮込みチキンのスパイシーカレー」

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 カレー専門店や洋食店、居酒屋、カフェ、バー、パン店、ラーメン店など、過去最多となる71店舗が参加。各店を利用すると専用スタンプカードにスタンプを押す。スタンプを3つ集めるとオリジナル缶バッジを進呈(先着150個)。4店舗以降はドリンク1杯サービスなど各店で特典を受けることができる。10個集めるとオリジナルグラスが漏れなくもらえるほか、スタンプ獲得数の上位30人にはオリジナルキャップも。

 今回、初参加は15店舗。その一つ、ワインカフェ「サルト」(松本市大手2)では、「煮込みチキンのスパイシーカレー」(850円、ランチ限定)を用意する。11種類のスパイスとハーブを引いてブレンドした欧風カレーで、ご飯は紫色の紫黒米を使う。同店の木下真奈美さんは「ワインがメインなので、『ランチもやっているの?』と言われることが多い。カリーラリーをきっかけに足を運んでくれる人が増えれば」と話す。

 開催は今回で5回目。松本カリー推進委員会実行委員長で「メーヤウ」(桐2)店主・小山修さんは「昨年は開催を見送ろうと考えたこともあったが、今年はもう行けるところまで行こうという境地になった」と笑顔を見せる。店舗が増えたことで、スタンプカードとは別に公式パンフレットを制作。冒頭には「カレー文学」として旧制松本高校の出身の作家・北杜夫さんのエッセー「カレーライス」を掲載する。

 「松本へ来ると、70店舗以上の多彩なカレーが食べられると思っている人はまだ少ない。『松本はカレーが熱い』と言ってもらえるようになれば」と小山さん。「寒い時期にもなるべく街中に出てもらいたいと始めたイベント。外でカレーを食べる文化を根付かせたい」と意気込む。

 スタンプラリーは3月31日まで。

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