手打ちそばを提供する和風オーセンティックバー「SO BAR保科」(松本市深志1、TEL 0263-34-8488)が1月2日、松本駅前記念公園近くにオープンした。
店舗面積は約15坪。席数はテーブルとカウンター合わせて13席で、貸し切りは17席まで対応する。市内緑町でバー「Waterloo(ウォータールー)」を15年間営業していた保科昌幸さんが、手打ちそばを提供できるバーとして移転開業した。
お酒は移転前と同様、スタンダードなカクテル(800円~)をはじめ、旬のフルーツを使ったカクテルなどを用意。ウイスキーやブランデーも飲みやすい価格に設定する。「バーは敷居が高いと感じる方もいるが、チャージもないので気軽に来てほしい」と保科さん。
そばは、八ヶ岳山麓産のそば粉を使った「もりそば」(850円)と厳選したコンブやシイタケ、かつおぶしで取っただしにユズの香りを加えた「かけそば」(950円)の2種類。それぞれ「大盛り」と、締めにちょうどいい「半分」サイズも用意する。
「バーのお客さんから、『夜、そばを食べられるところはないか』と聞かれることが多く、前々から需要があると感じていた」と保科さん。ここ数年で外国人観光客が増え、日本酒や焼酎を求める声も聞くようになり、「今までにない、新しいスタイルの店ができるのではないか」と2年ほど前から考え始めたという。もともとそば好きで、趣味で習ったことはあったが、開業に向けて市内のそば店であらためて修業。「飲んだ後でもさっぱり食べられるように」とつゆも研究を重ねた。
お酒やそばのほかに、10種類以上のスパイスを独自の配合でブレンドした「スパイスチキンカレー」(900円)や、スイーツやコーヒーも提供する。「カレーも趣味でずっと作っていた。最初はそばと合わせて『カレー南蛮』も考えたが、それだと面白くないと思って」と保科さん。「昼もお酒を飲むことができ、夜には締めのそばが食べられる店。いろいろな楽しみ方をしてもらえれば」と笑顔を見せる。
営業時間は11時30分~14時30分、17時30分~24時。