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松本で「インターンシップ成果報告会」 県内4大学の学生が体験振り返る

信州大学松本キャンパスでは、学生や教員、約30人が参加した

信州大学松本キャンパスでは、学生や教員、約30人が参加した

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 長野県内にある4つの大学の学生による「インターンシップ成果報告会」が12月11日、信州大学(松本市旭3)で行われた。

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 信州大学の各キャンパスと諏訪東京理科大学(茅野市)、清泉女学院大学(長野市)、長野大学(上田市)の計8カ所を遠隔講義システムで結んで開催。各大学の学生8人が、今夏に行ったインターンシップの成果を報告した。

 登壇した学生は、製造や観光、IT、行政などさまざまな企業や団体で体験した内容や、感じたこと、学んだことについて紹介。「自分がどのように見られているか、評価をしてもらったことで客観的に捉えることができた」「何となく参加したが、将来について一歩踏み込んで考えるきっかけになった」という変化や、「大手企業と比べて、個々に対して丁寧に対応してくれた」という感想などを話した。

 ベトナムと県内の2カ所で研修した信州大学理学部3年の依田光洋さんは、「自分の専門とは違うことを知ることができ、視野が広がった」と説明し、「ベトナムが好きになったので、春休みを利用して行く予定」とも。タイで研修した信州大学繊維学部3年の乾拓海さんは、工場での実習を振り返りながら、「海外の工場の様子を知り、英語で話す自信もついたので今後に生かしたい」と意気込んだ。

 主催は、高等教育コンソーシアム信州。2008年に発足し、現在県内の10の4年制大学が連携し、教育の充実と地域の発展のためにさまざまな取り組みを行っている。報告会は進路選択に役立ててもらいたいと企画し、今年で6回目。事務局の佐合みさきさんは「海外での体験もあり、ジャンルも幅広かったので、参考になったのではないか」と話す。

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